低血圧は治療の必要がなく、高血圧のように大病の元になることはありません。
そのため、どんなに低血圧で辛い思いをしていても、その辛さを周囲になかなか周囲理解してもらえないことも少なくありません。
特に、子どもに見られる重度の低血圧の一種で、起立性調節障害(OD)の場合は、朝起きるのが辛いだけでなく、午前中いっぱいは体を動かせないこともあるので、怠けている、だらしがない、はたまた仮病だと思われてしまうこともあるぐらいです。
起立性調節障害(OD)は特殊な例で、ほとんどの低血圧の症状は、病院に行くほどでもないものです。
されど、低血圧。
朝からめまいや立ちくらみ、頭痛、倦怠感などと戦いながら、すっきりしない気分で一日のスタートを切らなくてはならない人も多いでしょう。
病院に行くほどではない症状であるだけに、自分で何らかの対策をすれば、低血圧の症状は改善することができます。
高血圧対策の一つとして、塩分を控えた食事が大切であるといわれていますが、低血圧対策では、ユビデカレノンという成分がカギになります。
ユビデカレノンというと、聞き慣れない人も多いでしょうが、ユビデカレノンとは別名コエンザイムQ10のことです。
このユビデカレノンという成分は、心肺機能を高める働きがあるので、血流が弱い低血圧の人に効くというわけです。
ユビデカレノンは、鰯や肉類(牛肉、豚肉、鶏肉)、キャベツやなすなどの野菜に多く含まれているといわれています。
もちろん、コエンザイムQ10のサプリメントでも摂取することはできますが、普段からこれらの食材を多く摂るように心がけてみてはいかがでしょうか。
低血圧対策は、バランスの取れた食事と適度な運動が大切であると言われているように、日常生活を見直すことから始めることが大切です。
しかし、それでもなかなか辛い症状が改善しない場合は、低血圧対策として弾性ストッキングを着用してみてはいかがでしょうか。
もともと低血圧は、血液を押し流す筋力が弱まっている状態です。
特に下半身の筋力が弱まっていると、余分な血液が足にたまってしまうので、必要な血液が脳に回らず、起立性低血圧を招きやすくなります。
そこで、弾性ストッキングで余分な血液が足にたまるのを予防することで、低血圧対策にもなるのです。
足の筋肉を鍛えれば、弾性ストッキングを着用する必要はないのですが、なかなか運動する機会のない人にはおすすめです。