起立性低血圧症の症状

「低血圧だから、朝が苦手」とは、早起きが苦手な人の常套句とされていますが、医学的根拠はあまりないといわれています。
一般的に低血圧といわれている最高血圧が100mmHg以下の人でも、ライフスタイルを工夫することで、朝を乗り切れることはできるものです。

しかし、朝、目を覚ましていざベッドから出ようと立ち上がるとき、または布団から出て立ち上がるとき、めまいや立ちくらみが伴う場合は、起立性低血圧症であることも。

起立性低血圧症とは、通常の低血圧とは違って、起床時などの起立時に血圧が21mmHg以上変化する症状をいいます。

重度の場合は失神してしまったり、倦怠感を伴い、何をするにもだるさを感じ、午前中いっぱいは寝て過ごす人もいるぐらいです。

起立性低血圧症は、最近では高齢者に多い症状であるといわれていますが、実はもともとは思春期の子どもにも多い症状であるといわれています。

子どもの起立性低血圧症、起立性調節障害(OD)

起立性低血圧症は、思春期の子どもに多い症状で、起立性調節障害(OD)といわれることもあります。

思春期の体の変化に伴い、血圧も低くなり、朝起きるのが辛くなり、食欲も不振。起立性調節障害(OD)の子どもたちは、自然と、学校に行きたくても行けない状況になってしまうのです。

しかし、一般に、起立性低血圧症は、夕方になると症状が回復することがほとんど。
したがって、起立性調節障害(OD)であっても、下校時刻頃には元気になるので、学校に行かないことを「怠けている」、「仮病ではないの?」と誤解されることも。

子どもの起立性低血圧症や起立性調節障害には、家庭での理解はもちろんですが、学校教育関係者の理解も必要なことは言うまでもありません。

起立性低血圧症の治療

低血圧は「高血圧とは違って、病気でないから治療しなくてもいい」と思う人も多いようです。

しかし、起立性低血圧の場合は、例えば立ちくらみが原因で、特に高齢者は思わぬ怪我につながる場合もありますので、やはり治療が必要です。
子どもの場合は、不登校にもつながりますしね。

起立性低血圧症の治療も、高血圧の治療と同様に、ライフスタイルを見直すことが大切です。

まず、適度な水分補給と塩分の補給。高血圧の治療と逆ですね。
そして、たとえ朝が苦手でも、規則正しい生活を心がけることが大切です。
血液循環を良くするためにも、適度な運動は言うまでもありません。


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