妊娠すると、妊婦検診で毎回血圧測定をすることになります。
妊婦検診での血圧測定の主な目的は、妊娠中毒症(妊婦高血圧症候群)の早期発見のためです。
妊娠中は、低血圧よりも高血圧である方が、母体や胎児に負担が大きくなるため、必ず血圧測定をするのです。
よって、高血圧であった場合は、医師や助産師の食事指導の下、厳しい体重管理をしなくてはならなくなります。
しかし、低血圧であっても安心できません。
低血圧によるめまいや立ちくらみが元で転倒し、母体にも胎児にも危害を及ぼしてしまう可能性があるからです。
低血圧は直接的には悪影響は及ぼさないとされていますが、ただでさえつわりで辛い思いをしているのに、低血圧によるめまいや立ちくらみまで抱えていては、精神的にも負担が大きいハズ。
低血圧を少しでも改善できるよう、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。
低血圧の症状としてよく挙げられるのが、めまいや立ちくらみです。
貧血と混同しやすい症状ですが、妊娠中は、自分で安易に低血圧だから、と処理せずに、貧血の有無を確認する必要があります。
なぜなら、妊婦さんが貧血になると、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼすからです。
酸素や栄養素が行き渡りにくくなり、発達障害を起してしまうのです。
もともと、妊娠すると、赤ちゃんに優先的に鉄分が行くので、母親は鉄分が不足し、貧血になりやすくなります。
したがって、妊婦検診では、血圧測定とともに血液検査も行われるのが普通です。必ず受診するようにしましょう。
妊娠中は、妊婦高血圧症候群(妊娠中毒症)になると母子ともに危険な状態になるので、とかく高血圧対策に目がいきがちです。
しかし、低血圧に悩む妊婦さんもいることは事実。
妊娠していない時であっても、低血圧は辛いもの。
妊娠中だと、初期はつわりの辛さ、中期から後期にかけては、お腹の重みを伴って、朝がますます苦手になる人も少なくないでしょう。
妊娠中の低血圧対策としては、つわりが辛くても、できるだけ水分摂取を行うことが大切です。
また、血液の循環を良くするために、足を少し高くして寝たり、お腹が重くなって大変かもしれませんが、できるだけ毎日散歩をして体を動かすようにしましょう。